マレーシアは宗教によって裁かれる法が違う??
こんにちは。今回は、小難しい話ですが、マレーシアの法律についてです。
最近勉強しているのですが、難しくてあまりついていけてません(笑)
さて、日本とは異なり、マレーシアでは裁かれる法が、宗教によって異なるということを、ご存じでしょうか?
マレーシアには、イスラム法といって、イスラム教徒の法律があります。イスラム法は、イスラム教徒にのみ適用されます。なのでは非イスラム教徒には適用されません。
ちなみに、マレーシアでイスラム教徒の法律を施行する裁判所は、「シャリア裁判所」という裁判所になります。
少し具体的な例を挙げてみましょう。
- ディラという女性はネゲリ・センビラン州出身で、最近ドラという男性と結婚しました。しかし、婚約し3年後、ドラに若い愛人がいることが発見されました。激怒したディラは、彼らの家を手に入れる権利を望んでいます。デイラは訴えることができますか?
この問題は、実際に僕が授業の課題として、勉強した問題です。実はこの問題の答えは、ディラがどの宗教かによって、変わってきます。
①彼女がイスラム教徒でない場合 - 法改正(結婚と離婚)法 1976 [Law Reform (Marriage and Divorce) Act 1976] というものが適用されます。
②彼女がイスラム教徒である場合 - アダット・ペルパティ[Adat Perpatih]が適用されます。この場合、財産と土地は母から娘へ渡され、宗教的、政治的な問題は男性のドラ責任になります。
豆知識ですがイスラム法では、財産に関しては女性が優遇されます。その理由は、女性は生活のために保護されるべきと考えられているからです。
そのため、この場合、ディラは訴えることができます。
さて、いかがだったでしょうか??
宗教が多い分、マレーシアにはたくさんの種類のほうがありますが、少しづく異なる点を見つけてみるのも興味深いかもしれませんね。
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